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父(柳井等)はファーストリテイリングの前身「小郡商事」を山口県
柳井正本人は山口県宇部市中央町生まれ。
早稲田大学政治経済学部を卒業後、父親の勧めでジャスコ(現在のイオンリテール)に入社。
ジャスコ四日市店で家庭雑貨売場を担当したが、働くのが嫌になり9ヶ月で退職、半年程友人の家に居候した後帰省して実家の小郡商事に入社。

当時小郡商事が展開していた店舗「メンズショップOS」で取り扱っていたのは紳士服などの男性向け衣料が中心であったが、12年経営に携わる間、洋服の青山やアオキなどの郊外型紳士服店が業績を拡大したため、後発を避け安価で、日常的なカジュアル衣料の販売店を着想し全国展開を目指した。

宇部市に創業した人物。
1984年(昭和59年)まで代表取締役社長を務め、1999年(平成11年)2月に80歳で死去。遺産総額は、当時の税務署公示によると27億1,500万円。

根っからの異端児だった柳井は、高校時代のあだ名は「山川」。
人が山と言えば、自分は川。
人と同じことはしない。
実家の家業を継いだ後も、親の言うことには耳も貸さず、ただ自分の目だけを信じた。
香港で出会ったSPA(製造小売業)。世界を見渡せば、年商数千億のカジュアルチェーンは全てSPA。

「だったら日本のチェーン店がやっていることは全部間違っている」。
そう考えて、日本でSPAの巨大チェーンを築くことを決意する。

1984年(昭和59年)、父の後を受け小郡商事社長に就任。
「ユニークな衣料 (clothes) 」ということで「ユニーク・クロージング・ウエアハウス(Unique Clothing Warehouse、略称ユニ・クロ)」と銘打って同年6月、まず広島市にその第一号店を開店。
その後中国地方を中心に店舗を拡大していく。


カジュアルに拘った理由は紳士服(スーツ)のように接客を必要としない、物が良ければ売れるという点が自身の性に合ったためという。

ユニクロの路線が、徐々に陽の目を見るようになった1991年(平成3年)、社名を「ファーストリテイリング」に変更。

2002年(平成14年)、代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)に就任。
いったん社長を退くも、2005年(平成17年)には再び社長に復帰。同年、持株会社制への移行を受けて、グループ各社の会長職を兼務している。


現在は東京都渋谷区大山町在住。二男の父。


柳井正の書籍